****
2020年5月
このような状況の時に経営者の資質が問われますね。
売り上げ減少、先行き不安で後ろ向きになるのは分からないでは
ありませんが・・・。
しかし、こういう時こそが経営者の腕の見せ所です。
社員に不安を感じさせる言動や行動は慎み。
仕入れ先や弱い立場の人に当たり散らすなんてもっての他です。
気分で仕事をしているようでは器の小ささを露呈してみっともないですね。
もちろん社員を鼓舞したり、間違った仕事をする業者には一喝も必要です。
しかし、こんな時こそどんと腰を据えて先を見据えた行動が必要なのです。
日々の起こったことに一喜一憂することなく、社員の見本を示すのが
本当の経営者だと思います。
今できる事に集中し、今後必ずやってくるⅤ字回復に備えて万全の体制を
用意すべきです。
経営者のあたふたする態度は絶対に慎むべきです。
百害あって一利なし。
その為には日頃からの準備・心がけが重要な事は言うまでもありません。
経営者が想定外ですとか絶句して回答に困るような態度は見せてはなりません。
常に木で言えば柱をしっかりと形成して枝葉は広がりをみせ、
どんな事が起きてもどっしりと構え、頭は枝葉の広がりのように様々な
状況にも対応出来る柔かな思考回路を持つ事が重要です。
大願を持ちどんな些細なことも見逃さずに盤石の行動をする。
世の中は良い時もあれば悪い時もあるって事をこんな時に忘れがちですが、
まさに最悪の後は最高が待っているはずです。
その時の為に備えを万全にした経営者が一歩も二歩も先んずるのです。
もっと言えば常にそのような考えを持っていれば外的な環境は全く関係なくなるのです。
私はそうして毎日を34年間過ごして圧倒的な努力を惜しみませんでした。
たったそれだけの事ですよ。